コールドシャワーの効果と、浴び方、注意するべき点

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コールドシャワーが健康に良いと耳にしたことがある方は少なくないと思います。

では、コールドシャワーには具体的にどのような健康的メリットがあるのでしょうか。

この記事ではコールドシャワーのメリットと、浴び方、注意事項について解説してきます。

コールドシャワーのメリット5選

1.減量の効果

コールドシャワーを浴びることにより、脂肪燃焼の効果に期待できます。

理由は寒冷刺激により、首や脇の下、肩甲骨周りなどにある「褐色脂肪細胞」が活性されるためです。

「褐色脂肪細胞」とは脂肪を燃やす働きを持つので、余分な脂肪が燃焼され身体が引き締まります。

2.うつ病の症状の軽減

冷水を浴びることで、交感神経が活性化し、脳内のアドレナリンの放出が促進されます。

やる気や集中力を高める作用を持つ神経伝達物質である「ノルアドレナリン」が分泌されるからです。

これにより抗うつ効果が期待できます。

3.免疫力の向上

とある研究で、毎日30秒の冷水シャワーを1ヶ月間浴びると病欠が29%も少なくなることが明らかにされています。

理由は、冷水シャワーによる寒冷刺激(低温ストレス)によりカテコールアミンなどの抗ストレスホルモンが分泌され、交感神経を活性化することで免疫系や代謝が活発化するためです。

4筋肉の回復の促進

よくスポーツ選手などが試合後に、アイスバックなどで身体を冷やしている光景を見たことがあるのではないでしょうか?

筋力トレーニングや激しいアウトワーク後は筋肉が炎症を起こします。

その際、患部をアイシング(冷却)することにより血管が収縮し、一時的に血流は悪くなりますが、冷やされた温度を元の状態へ戻そうとする作用が働くため、血流が一気に増えていきます。 
これにより特定の筋肉への疲労物質の蓄積を防ぐことが出来るのです。

5美肌

冷水を浴びることにより、本来の脂分を余計に取り除かず、肌や髪を健康的に保つ効果が期待できます。

また、顔色が良くなる効果もあるとされており、クレンジングの後に冷たい水をさっと濡らすだけでも良いとのこと。

冷水をかけることにより、中核体温を閉じ込めるために肌の毛穴が小さくなるので、肌の質感や見た目の改善に期待できるそうです。

コールドシャワーの浴び方

コールドシャワーの浴び方と言っても、決まったルールがあるわけではありません。

しかし、いきなり寝起きの身体に冷水を浴びるとなると、少し抵抗がありますよね。

これはあくまで一例ですが、ヴァージニア・コモンウェルス大学医学部の専門家の研究によると、1日に1〜2度、まずは5分ほど徐々に水を冷たくしていく”調整期間”を経てから、冷水シャワーを2〜3分浴びると、鬱の症状を効果的に軽減できるとのことです。

また温水と冷水を交互に20〜30秒浴びる方法もあります。

私が実際に行っている方法は、まず普通の温水シャワーで身体を少し温めます。

身体がある程度温まったら冷水に切り替えて、足先から太ももの付け根、手の先から肩の付け根、次に前屈みになり頭ときて顔、最後に心臓とは逆の胴体からかけていき、最終的に全身で20〜30秒をあびて完了としています。

個人的な感想ですが、頭もスッキリして冴え渡り、身体も芯からポカポカしてくる実感があります。

浴びる際の注意事項

ここまで多くのコールドシャワーのメリットをお伝えしてきましたが、メリットばかりではありません。

浴び方に気をつけないと心臓に負担をかけてしまう可能性があるからです。

冷水シャワーを浴びる際は以下の点に気をつけてお試しください。

1.脚や腕、お腹周りなど心臓から遠い部分から浴びる
2.長時間浴びない(1回30〜90秒程度)
3.徐々に温度を下げる
4.無理をしない
5.心臓の悪い人、高血圧の人は実施しない


特に気をつけていただきたい人は、心臓の異常や高血圧、免疫機能の低下などの経験がある方や心配な人は、まずは医療専門家のアドバイスを受けてみましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

ここまでコールドシャワーのメリットと具体的な方法を紹介してきました。

実施される際は、前述した浴び方に気をつけて、コールドシャワーをお試しください。

健康になるために始めたのに、健康を損なっては元も子もありませんからね。

コールドシャワーで皆さんの人生がより良くなるものを願っております。

君ならできるよ!

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