毎日の入浴で健康に!お風呂に浸かるメリット

ライフスタイル

忙しい現代人は、なかなかお風呂に浸かる時間がなく、毎日シャワーで済ませている方が多いかと思います。

ですが、お風呂に浸かることで得られる健康的メリットはとても多いです。

今回は、お風呂に浸かり体を温めることで得られる効果をご紹介します。

お風呂の健康効果

温熱作用

効果:疲労回復、快眠、リラックス、神経痛改善、腰痛、肩こり緩和など

暖かい湯船に入って体が温まることで、次のような効能が得られます。

・血管が広がり、たくさんの血液が体内を巡ることで、新陳代謝が活発となる。

・「体の修復」や「リラックス効果」をつかさどる副交感神経が優位な状態となる。

・筋肉が緩み、関節の緊張が和らぎ、神経の過敏性が抑えられる。

静水圧作用

効果:足のむくみ解消、疲労回復など

湯船に浸かり、体に浮力がかかることで、次のような効能が得られます。

・重力から解放され、関節や筋肉の緊張が緩む。

粘性・抵抗性作用

効果:生活習慣病の改善など

湯船に浸かり、水中でストレッチなどをすることで、次のような効能が得られます。

・筋肉に刺激を与えることができ、手軽に運動療法効果を得られる。

清浄作用

効果:肌の健康の保持など

湯船に浸かり、毛穴が開くことで、次のような効能が得られます。

・皮膚の表面にある汚れや皮脂を流れ出させることができる。

効果アップ!おすすめの入浴方法

お風呂に入るタイミング

お風呂に入るベストなタイミングは就寝の1〜2時間前となります。

これは、入浴したことで上がった体温が下がっていくタイミングで眠りにつくと、質の良い睡眠が取りやすいためです。

適切なお湯の温度と湯量

最も効果がある温度は、40℃くらい、油量は肩まで浸かるくらい(全身浴)です。

40℃くらいという、熱すぎない温度にしておくことで、リラックスして副交感神経が優位な状態となります。

また肩まで浸かることにより、半身浴と比較して、温熱効果・静水圧効果・浮力効果を効率的に得ることが期待できます。

入浴時間

全身浴の場合は、10分程度浸かるのがおすすめです。

目安としては、顔や額が汗ばんでくるくらいまで、と考えると良いでしょう。

入浴後は、湯冷めしないよう、ちゃんと水分を拭き取って、体を冷やさないことが大切です。

また水分補給も忘れないようにしましょう。

その方法危険かも!入浴する際の注意点

健康効果がたくさんある入浴ですが、気をつけないといけない点もあります。

入浴の際は以下の点を守って、安全に入浴を楽しみましょう。

血圧の急激な変化

冬の寒い日などに気温の低い脱衣所で衣服を脱ぐと、交感神経が刺激され、血圧が急上昇してしまいます。
またそこで寒くなった体を温めるために、熱いお湯にいきなり入ると、再び交感神経が刺激されて、血液がさらに上昇、そのため脳卒中や心筋梗塞などのリスクが増してしまいます。

対策
・脱衣所をリビングに近い温度(22~23℃)くらいに温めておく
・浴室も、湯船の蓋を開けるなどして、温めておく。
・お湯の温度は厚くしすぎない(42℃)以下にする。
・かけ湯(心臓から遠い手足からスタート)をしてから湯船に浸かる。

長湯は避ける

長時間、湯船に浸かっていると、汗をかくことで体内にある水分が奪われて脱水状態となり、血液の粘度が上昇して凝固(固まってしまう)が起こりやすくなります。

脱水状態や血液の凝固が起こると、熱中症や心臓発作につながり、意識障害を引き起こすこともあります。

対策
・入浴前に十分な水分補給をしておく。
・発汗したり、眠気を感じたらすぐに湯船から出るようにする。

寝る直前での入浴

寝る直前での入浴は、体が温まりすぎているためすぐ寝付けなくなる可能性が高くなってしまいます。

おすすめの入浴のタイミングでご紹介した通り、就寝の1〜2時間前には入浴を済ませておきましょう。

食事直後やお酒に酔った状態での入浴

食事直後やお酒に酔った状態で入浴をすると、本来消化管に回るはずの血液が体の表面に集中してしまい、消化管に悪影響があるとともに、食後の自律神経の働きにより、眠気が促されてしまいます。

子供から目を離さないように!

小さい子供は頭が大きく、バランスが悪いため、ちょっとしたことで湯船に転落してしまうことがあります。
子供は大人と比較して皮膚が薄く、温度・浸透圧・成分・静水圧に敏感で体温調整能力も低いです。

また、基礎代謝が低く、大人よりも体の面積が小さいので、気温が高い時期には、熱が身体にこもりやすくのぼせやすくなっています。

子供と入浴する時は、目を離さず、のぼせているようであればすぐに湯船から出してあげてください。

安全で快適な入浴を!

いかがでしたでしょうか。

入浴の注意点に気をつけてれば、入浴の健康効果はとても高いものかと思われます。

これを機に、ぜひ毎日に入浴を取り入れて、健康的な身体を育んでいただければと思います。

この記事を読んだあなたがもっと幸せになることを心から願っております。

君ならできるよ!

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